「魚の骨もバリバリ食べるね。」 《患者さんとの会話④》

投稿日時:2015/03/10 22:30

もうすぐ70歳のDさん。ご自身の歯が28本、治療した歯もありますがきれいにそろっています。「何か、秘訣がありますか?」の問いに、「魚の骨もバリバリ食べるね。大きいのは残すけどね。たいてい食べちゃうよ。やっぱりカルシウムがいいね。」との答え。

カルシウム・・・よく聞きますが・・・
カルシウム(Ca)の約99%は、骨や歯の構成成分になっていて、残りの約1%は血液や筋肉内に存在しています。骨や歯をつくるほか、出血の凝固作用や細胞の情報伝達、筋肉運動など人体の生命維持に重要な働きをしています。血液中のカルシウム濃度は常に一定に保たれているので、カルシウム不足の状態が続くと、骨や歯からカルシウムが溶け出してしまいます。そのため、成長期にカルシウム不足の状態が続くと、歯の質が低下しあごの発達が悪くなってしまいます。
カルシウムは単独で摂取するよりも、ビタミンDやマグネシウム(Mg)と併せて摂取すると、体内に吸収されやすくなり、丈夫な骨や歯を作るのに役立ちます。